アニマルコミュニケーションで
ペットが伝えてくれるメッセージは、
人にとってどれほど大きな力となるのか。
それを改めて深く感じさせてくれたのが、陸亀の十兵衛くんのセッションでした。

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この日のご依頼は、
ご自宅での対面セッションでした。
リビングへ通されると、
十兵衛くんは室内をゆっくりとお散歩しながら、
とても穏やかな時間を過ごしていました。
十兵衛くんに
体調や食事、室温、飼育環境など、飼い主さんが気になっていることを一通り聞いたあと、
「どうしても伝えたいことがある」
そんな様子で、
十兵衛くんは、そっと私の近くへ寄ってきました。
意識を合わせると、
まず伝わってきたのは
若い男性の姿でした。
晩酌をしながら、
十兵衛くんと静かに語り合っているような、
とても穏やかな時間。
そこには、
十兵衛くんから男性に向けられた、深い信頼と感謝の気持ちがありました。
その直後、
まったく違う感覚が伝わってきました。
火と煙。
焼けつくような熱。
言葉にできない臭い。
胸を締めつける、深い悲しみ。
そして、
十兵衛くんから、
こんな想いも伝わってきたのです。
「お兄ちゃんは、
本当はお母さんのことが大好きだった。
たくさん、お母さんの話を聞いていたよ。
だから今、
僕は安心して過ごしている。
心配しないでほしい」
私は、そのまま、
飼い主さんにお伝えしました。
⸻
しばらくの沈黙のあと、娘さんが話し始めました。
「その若い男性は、
わたしの兄のことなんです。
十兵衛は、
兄が保護して一緒に暮らしていた子でした。
兄は20代で家を出て、
それから15年以上、
母とは一度も会っていませんでした。
絶縁状態だったのです。
半年前、
兄の住んでいたアパートが火災に遭い、この世を去りました。
全焼した家の中で、
唯一、生き残った命が
この子、十兵衛でした。
兄が育てていた相棒のような十兵衛が、
生き残って母のもとに来たのには、
きっと意味があるのではないかと思い、
今回、依頼しました」
その後、お母さまが、
「私のこと……
忘れてなかったのね。
息子とのことは、
後悔しかなかったのですが、
十兵衛を通して、
息子の想いを感じることができました。
これからは、
十兵衛を息子だと思って、
大切にします」
と、話してくださいました。
その瞬間、
十兵衛くんが
この場にいた意味が、
はっきりとわかりました。
十兵衛くんは、
ただ生き残った存在ではありません。
亡くなった息子さんの想いと、
お母さまの心を、
もう一度つなぐ役割を担って、
ここに来ていたのだと感じました。
セッション後、
お母さまはアルバムを手に取り、
涙を流しながらも、
たくさんの思い出話をしてくださいました。
息子さんのアルバムを見るのは、
実に15年ぶりだったそうです。
⸻
アニマルコミュニケーションを学び始めたばかりだったわたしにとって、
亀とのセッションは、十兵衛くんが初めてでした。
犬や猫より、亀は
飼い主さんへの想いや関係性に、少し距離があるのではないか。
そんな思い込みを持っていました。
けれど、実際に感じ取った十兵衛くんの想いは、その考えとはまったく違うものでした。
十兵衛くんは、亡くなられた飼い主さんの想いを背負い、
こうして、お母様の元へとやってきたのです。
ペットから届けられるメッセージは、途切れていた人たちのそれぞれの想いを、もう一度つなぐものなのだと感じました。
ペットの種類によって抱いていた自分の浅い思い込みを、
恥ずかしく、そして申し訳なく感じると同時に、
アニマルコミュニケーターとして、
そして一人の飼い主として、
何を大切にして命と向き合うべきなのかを教えてくれた時間として、心に残るセッションでした✨
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もし今、そばにいるペットの行動やまなざしが、なぜか心に引っかかっているとしたら。
それは、
言葉にならない想いを理解してもらえるのを待っているのかもしれません。
アニマルコミュニケーションは、
特別な問題があるときだけのものではありません。
「理由は分からないけれど、気になる」
その感覚こそが、
いちばん大切なサインであることもあります。
必要だと感じたときに、
いつでも、お手伝いできたら嬉しいです☺️
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